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社会福祉法人 日本身体障害者団体連合会

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日本身体障害者福祉大会

第63回日本身体障害者福祉大会 ぐんま大会 開催報告

6月14日(木)、高崎アリーナ(群馬県高崎市)において、第63回日本身体障害者福祉大会ぐんま大会が開催され、約1700人が参加しました。

第63回日本身体障害者福祉大会ぐんま大会の模様

第1部・式典

快晴となった高崎アリーナ

大会は、群馬県太田市を拠点に活動する和太鼓集団「上州ろう太鼓 心響」の皆様による太鼓演奏でオープニングを飾っていただき、福井幸夫(ふくい・ゆきお)副会長の力強い開会宣言で幕を開けました。

災害等でお亡くなりになられた方々及び物故会員の皆さまに黙祷をささげたあと、大会実行委員長の杉田安啓(すぎた・やすひろ)群馬県身体障害者福祉団体連合会会長が地元を代表して、心からの歓迎のあいさつを行いました。

阿部一彦(あべ・かずひこ)会長は、府省庁での議論にとどまることなく、地方行政に反映されるよう、強い連携のもと、地域を巻き込み、取り組んでいくことを日身連の役割として、地域に根ざした障害理解の一層の促進にむけて、皆さんと一緒に努力してまいりたいと、力強く抱負を述べました。

続いて開催地の群馬県の大澤正明(おおさわ・まさあき)知事、高崎市の富岡賢治(とみおか・けんじ)市長より、当地での大会を歓迎するとのごあいさつを頂戴しました。

大会表彰受賞の模様

各加盟団体からの推薦を受けた、障害者福祉に貢献された会員の功績をたたえて表彰が行われ、55名の方が受賞されました。受賞者を代表して、群馬県の中島正明(なかじま・まさはる)さんが、阿部会長から表彰状を授与されました。

また、多くの来賓の方々を代表し、加藤勝信(かとう・かつのぶ)厚生労働大臣(代理出席)からごあいさつをいただきました。

第2部・議事

議事の模様

小西慶一(こにし・けいいち)副会長(議長)、杉田安啓群馬県身体障害者福祉団体連合会会長(副議長)、伊藤英紀(いとう・えいき)秋田県身体障害者福祉協会会長(副議長)が議長団となり、議事を進行しました。「平成29年度事業報告」が飯塚善明(いいづか・よしあき)常務理事兼事務局長から、「平成30年度事業計画」が阿部一彦会長から報告されました。続いて前日に行なわれた政策協議の報告がなされた後、「大会宣言」「大会決議」が読み上げられ、すべての議案・報告が満場の拍手で採択されました。

最後に次期開催地である秋田県身体障害者福祉協会の伊藤英紀会長のあいさつの後、加賀時男(かが・ときお)福会長が「閉会のことば」に続いて「がんばろう!」を力強く三唱、盛会のうちにすべての議事が終了しました。

力強く「がんばろう!」

大会スローガン

     
  • ユニバーサルデザイン2020行動計画の完全実施を求めよう
  •  
  • 日身連および加盟団体の組織強化を図ろう

大会宣言

障害理解に対する国民的関心が高まるなか、ここ群馬県において、全国から参加した多くの仲間とともに、第63回日本身体障害者福祉大会を盛大に開催することができた。

日本身体障害者団体連合会は、創設以来60年にわたり、障害のある者の人権及び尊厳の保障、そして、自立した地域生活をめざし活動に邁進してきた。その永年にわたる活動が、今日の障害者福祉の向上に貢献してきたと言えよう。

ゆえに、私たちは、あらゆる生活の場において、障害に対する社会的障壁の課題を再確認し、その課題解消にむけ、障害者権利条約が掲げた障害者参画のもと、議論の場に立ち、行動を起こしていかなければならない。

そして、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会を契機として、わが国全体に障害理解の関心が高まるこの機を逃さず、障害者権利条約を踏まえ策定されたユニバーサルデザイン2020行動計画に示された共生社会にむけ、ユニバーサルデザインの街づくりの実現と心のバリアフリーを地域に根づかせることを第一に、突き進んでいく。

日本身体障害者団体連合会に結集する私たち障害のある者は、“私たち抜きに私たちのことを決めないで”とした障害者権利条約の精神をもって、全国の会員ならびに加盟団体と強く連携し、誰もが安心して暮らせる共生社会の実現をめざし、一致団結して行動することを誓い、ここに宣言する。

大会決議

一、 障害の社会モデルの理解啓発を強く推進しよう

一、 地域に根ざした心のバリアフリーを広げよう

一、 災害時における被災者支援の充実を図ろう

一、 障害者差別を禁止する条例を全国に制定させよう

一、 地域の相談支援体制に身体障害者相談員を活用しよう

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