障害のある人の権利を条約の制定で保障する「障害者の権利条約」については、世界各国でその実現を望む声が大きくなっているが、国際連合(国連)内に設置されている第三委員会で、メキシコ政府が「障害者の権利と尊厳の推進と保護に関する包括的かつ全面的な国際条約に関する起草委員会の設置についての決議案」を提案した。
11月30日、同委員会で採択され、国連総会で決議されることになる。悲願である「条約実現」への道が開くか、その推移が注目される。
なお、メキシコ政府とともに共同提案する国は、ボリビア、コロンビア、コンゴ、コスタリカ、キューバ、コンゴ民主共和国、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、グァテマラ、ジャマイカ、モロッコ、ニカラグア、パナマ、フィリピン、シェラレオネ、南アフリカ、ウルグアイの18か国。
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