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無年金障害者に希望の光
~国の基礎年金不支給に「違憲」判決
2004/03/25
  新聞各紙で報道されているとおり、任意加入だった時期に国民年金に加入していなかった障害者に障害基礎年金が支払われなかった裁判で、東京地裁の藤山雅行裁判長は3月24日、「障害基礎年金の支給を拒否した国の判断は違憲で」として、国に対し総額計1500万円を原告の元大学生4人に賠償するよう命じました。
 この「無年金障害者問題」は日身連でも速やかな解決をめざし積極的に取り上げてきた懸案で、今回の判決は久々の朗報と言えます。
 現在、国民年金は強制加入になっていますが、任意加入時代に放置されたいわゆる「制度の谷間」のため、全国で少なくとも4000人以上の無年金障害者がいると見られます。
 国は「今後の対応は関係機関と協議して決めたい」とコメントし、現時点で控訴する可能性を否定していませんが、この問題の解決を長年にわたり訴え続けてきた当事者や関係者の労苦は計り知れません。国の誠意ある対応が望まれます。


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