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尾辻新大臣、障害者施策一元化の方向性を言及 2004/10/11
  尾辻秀久厚生労働大臣は、先週おこなわれた記者会見で、今後の障害者施策の見直しに関する質問を受け、「(施策を)障害ごとで分けるということがどうかなという議論があり、この辺を思い切って見直してみようということ」と述べ、施策の一元化を進めていく方向性を示しました。

 厚労省では、身体・知的・精神など障害種別でバラバラとなっている福祉法制度の再構築も含めた障害者施策の見直しを検討していますが、大臣が施策の一元化について具体的な言及をしたのは、これが初めてです。

 就任時(9月28日)の記者会見では、介護保険の保険料の徴収対象を満20歳以上とし、障害者を介護保険に適用する案について、「障害者団体のいろいろな意見を聞いてみて、どれもそのとおりだと思うが、そういつまでも放っておける問題ではないので、もう少し検討をする時間が欲しい」と答えるに止どめ、明言を避けていましたが、どのようなグラウンドデザイン案が示されるのか、注目していく必要がありそうです。



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