平成18年2月17日(金)、全社協5F会議室において、全国の小規模作業所関係者等120名を越える参加者をむかえ、「平成17年度日身連小規模作業所全国連絡協議会研修会」を開催しました。
本研修会では、平成18年10月から“障害者自立支援法”に基づく新施設・事業体系に移行する小規模作業所について、多くの関心がよせられていることからも、厚生労働省障害福祉課就労支援係長照井直樹氏に、新制度に伴う小規模作業所の事業体系について講演(資料→)していただきました。
講演風景 シンポジウム
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また、その後のシンポジウムでは、日身連とともに、現在、要望活動を行っている、全日本手をつなぐ育成会、全国精神障害者家族会連合会からシンポジストをお招きし、新制度の評価と課題、また、今後どのように小規模作業所を事業展開していくのか等について討論を行いました。会場の参加者の方からも、新事業体系、特に地方自治体の裁量によって実施される地域活動支援センター事業や移行要件、交付金に関することについて質問が多くあがり、今後の小規模作業所の方向性を考える上での貴重な研修会となりました。
挨拶をする小川会長
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日身連では、小川榮一会長の挨拶“平成18年度からこれまでの団体補助による在宅重度障害者通所援護事業が終了し、障害者自立支援法のもとで新事業体系に移行しなければならないことは、小規模作業所の今後に大きな影響を与えるものである。その中において、小規模作業所の位置づけが明確になったことは、これまでの運動の成果の表れであるが、まだ解決しなければならない新制度の問題点については、他の障害者団体、議員連盟と連携し、国へ働きかけ、課題解決に努力する。”にもあるように、引き続き、小規模作業所の充実を図り後退がないよう活動を進める方針です。
プログラム:
10:20 開講挨拶 小川榮一
日本身体障害者団体連合会・日身連小規模作業所全国連絡協議会会長
10:30 講 演(資料→)
「障害者自立支援法における小規模作業所のあり方について」
講 師 照井直樹
厚生労働省障害保健福祉部障害福祉課就労支援係長
12:00 昼 食
13:00 シンポジウム
「地域自立生活の充実における小規模作業所のあるべき姿とは」
~ 小規模作業所新事業体系と障害者団体活動 ~
シンポジスト
厚生労働省障害保健福祉部障害福祉課就労支援係長 照井直樹
全日本手をつなぐ育成会常務理事 松友 了
全国精神障害者家族会連合会事務局長補佐 田所裕二
日本身体障害者団体連合会常務理事・事務局長 森 祐司
コーディネーター
埼玉県立大学教授・日身連身体障害者職業自立等相談員 丸山一郎
15:55 総括・まとめ 片岡卓宏 高知県身体障害者連合会会長・日身連副会長
16:00 閉 会
(敬称略)
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