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年頭のごあいさつ 2010/01/01
  新年あけましておめでとうございます。
 心新たに夢と希望を胸に初春を迎えられたことと心からお慶び申し上げます。
 昨年は、政権交代という大きな転換期となりました。本年は、この新しい連立政権の下で障害者福祉施策の新たな展開と、より充実した成果が問われる年です。
 “障害者を権利主体とし、自己決定・自己選択の原則を保障する”とした理念を具現化するために様々な新体制作りを進め、障害者及び障害者団体等との連携を深めながら、これまで山積した課題の解決に向けた取組みへの意気込みが、新政権に感じられます。
 障害者関連の課題は多様です。その多様な課題を解決していくためには、充分な状況の把握と柔軟な対応が必要です。そういったことからも、昨年12月、政府が、障害者施策を総合的かつ集中的に改革する機関として、5年間を改革の集中期間と位置づけ、改革の推進に関する総合調整や障害者施策の基本的な方針案の策定、さらには法令等における「障害」の標記のあり方に関する検討を行う「障がい者制度改革推進本部」を設置したことに大きな意義と役割を期待しています。また、この改革推進本部では、「障害者権利条約」の批准に向け、「障害者基本法」の改正をはじめとする国内法制の整備の検討も本格的に行わることになります。
 このような新しい体制の中で、障害者自身が制度改革に参画し深く関わっていくことは、日本の障害者制度が始まって以来の大きな改革と云えます。
 私は、「障害者権利条約」策定を目指して、世界の障害者が一つになって“私たち抜きに私たちのことを決めないでほしい”と訴えた、あの当時の志しを、今、また、心に刻み、日本の障害者政策立案に、障害当事者として参画できる喜びを励みに、障害者団体の長としての責務を努めたいと思っています。
 誰もが安心して暮らし、社会参加への促進が図られる社会の実現を目指し、諸関連団体と連携をとりながら積極的に取り組んでまいる所存です。
 皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げるとともに、さらなるご支援、ご協力を賜りますよう衷心よりお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。


会長 小川榮一                    2010年(平成22年)元旦

         社会福祉法人日本身体障害者団体連合会
         会 長  小 川  榮 一 (おがわ えいいち)





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