社会福祉法人 日本身体障害者団体連合会
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セミナー情報

日身連フォーラム
TOKYO・バリアフリートイレ de 街づくり ~2020、そしてその先へ~

2月28日(火)午後、羽田空港国際線旅客ターミナルビル4階奥にあるTIAT SKY HALL(ティアットスカイホール)で、「TOKYO・バリアフリートイレ de 街づくり ~2020、そしてその先へ~」と題した日身連フォーラムが、開催されました。身体障害者にとってトイレの問題はひときわ切実ですが、誰にとっても毎日直面する現実であるだけに、満員の会場は発言のたびに共感のうなずきがあふれました。

体験談「トイレと私」

「障害のある方にとってのトイレとは?」というテーマで、3人の車いすの使用者の方に、「トイレと私」という体験談をお話いただきました。スピーカーは、犬島朋子さん(東京オリンピックパラリンピック競技大会組織委員会)、田口亜希さん(パラリンピック射撃アテネ・北京・ロンドン大会日本代表)、小西慶一さん(東京都身体障害者団体連合会会長)、コーディネーターは視覚障害のある大胡田誠さん(弁護士)でした。

犬島さんは入院時自分でトイレに行けなかった辛さを、小西さんは百貨店の多目的トイレで倒れ、緊急ボタンが押せなかった恐怖を、田口さんは車いす用トイレしか選択肢がない人のことを考える社会のマナーについて言及され、大胡田さんから共生社会実現のためにはトイレも一つの指標と締めくくられました。

調査報告

身体障害者相談員と東洋大学学生が協力して行ったバリアフリートイレの調査について、平井晃さん(横浜市身体障害者団体連合会理事長)、齋藤朱里さん・手塚夏美さん(東洋大学)が、調査した駅、公園、公衆トイレ、商業施設などのトイレを映像で紹介、課題を示しながら安心できるトイレが提案されました。「トイレの困りごとを教えてください!」アンケート調査(実施:日本トイレ研究所)について、加藤篤さんから、2141人の回答を分析した結果が報告され、5つのない(ものがない、わからない、使えない、使いたくない、配慮がない)の改善が求められると訴えました。

シンポジウム「TOKYO・バリアフリートイレ de 街づくり ~2020、そしてその先へ~」

トイレについての関心や課題、障害理解への気づき、社会的障壁の解消への取り組みに向けて、期待される共生社会への思いやりや考え、提案などについて、長井総和さん(国土交通省総合政策局安心生活政策課長)、東俊裕さん(弁護士、熊本学園大学教授、元内閣府障害者制度改革担当室長)、犬島朋子さん、太田冬彦さん(東京国際空港ターミナルビル株式会社)がシンポジストとして活発な意見を交わされ、コメンテーターを加藤篤さん、コーディネーターを高橋儀平さん(東洋大学教授)にご担当いただきました。冒頭ではターミナルビルの視察が映像紹介されました。

シンポジウムではそれまでの話を受け、それぞれの立場から様々な議論が交わされました。

長井さんは多様なニーズがあるトイレの課題は難しいが相互理解が重要と考えて政策に取り組みたい、犬島さんからは、オリパラの目的が達成できる大会に向け、ガイドラインに基づいて進めていく、トイレも然り、太田さんからは、設計段階から障害者の方などとワークショップを重ねた羽田国際空港を、スパイラルアップを基本にユニバーサルデザインの牽引役として頑張りたい、東さんは、熊本地震で被災した障害者の支援活動を続けている立場から、仮設住宅や避難所でトイレやお風呂が使えないといった障害者の実情が報告されました。

高橋さんからは試案として、「トイレの機能分散と設備の組み合わせ」が紹介され、閉会のあいさつで、坂巻煕 実行委員長((福)潤沢会理事長、日身連顧問)が、ハードだけでなく使う側の意識が重要で、トイレ世界一の東京にの意識で行動しようとフォーラムを総括しました。

会場となった羽田空港国際線ターミナルビル

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