身体障害者職業自立啓発セミナー(仙台会場)は、仙台市情報・産業プラザ6Fセミナールーム2B(仙台市青葉区中央1-3-1アエル内)で、平成14年12月12日開催された。
午前のプログラムは、早坂満枝氏(宮城労働局職業安定部職業対策課地方障害者雇用担当官)による「就業を支援する施策の動向」と岡田麗子氏(宮城障害者職業センター障害者職業カウンセラー)による「就労を支援する制度の利用」の二つの講演が行われた。
午前の部の講演を行う両氏
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早坂満枝氏 |
岡田麗子氏 |
午後のプログラムは、シンポジウム「私の体験」で、当事者であるお二人、今野雅隆氏、大蔵智行氏から話題提供をしていただいた後に質疑、討論をした。
シンポジウムの様子
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講演、シンポジウム、質疑等を通じて、この地域でも全国の傾向と同じく障害者の雇用率は伸び悩んでいるが、諦めずにいろいろな支援策を活用すべきであることが指摘された。また、障害者雇用を進める場合には、障害を持つ人の能力をどうしたら活かせるかを考えることが重要で、その場合に、各種の支援機器やIT等の活用が必須となるが、必要性・有効性は個人ごとに異なるので、利用する側と作る側との意思疎通が大切であることが指摘された。
参加者数60名を超える盛況で、本年度の職業自立セミナーは、幕を閉じた。
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