心神喪失状態で殺人や強盗など重大な犯罪を犯した者に対して、再犯防止を目的に強制入院などを可能にする「心神喪失医療観察法案」が6月3日の参議院法務委員会で与党側から動議が出され、強行採決されました。
この法案は昨年12月衆議院法務委員会でも強行採決された後、本会議で可決されており、参議院に送られていました。
法案に対しては「精神障害者への差別・偏見を助長し、社会的入院の解消や地域ケア充実といった時代の流れにも逆行する」「審議が十分尽くされていない」などとして、精神障害当事者や多くの障害者団体が反対を表明しています。
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