24日から始まる日本とタイとの自由貿易協定(FTA)交渉を前に、日本盲人会連合と日本あん摩マッサージ指圧師会では、我が国へのタイ式マッサージ参入の絶対阻止を直接訴えようと、日盲連顧問の八代英太衆議院議員に仲介を依頼、24日午前11時半から大臣室で尾辻秀久厚生労働大臣に会い、直接要望書を手渡して、絶対阻止を強く訴えた。当日は八代議員の他、日盲連の笹川吉彦会長、日マ会の時任基清会長(日盲連副会長)、日盲連の渡辺哲宏、高橋一居両理事が出席し、日本の視覚障害あん摩マッサージ指圧師の現状を示し、新聞報道によると無資格者の巣窟になることは間違いなく、視覚障害あん摩マッサージ指圧師は大きな影響を受ける結果となるとして「絶対阻止するよう」要望した。尾辻厚労相は笹川会長との新春対談で「障害者は自立自助が基本」と強調しており、この点を指摘して視覚障害あん摩マッサージ指圧師の「自立自助」を阻む結果となるため、交渉においては絶対拒否するよう求めた。これに対し、尾辻厚労相は「充分配慮する」と答えていた。
2/25 JB点字ニュース 第3324号より
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