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第57回日本身体障害者福祉大会さいたま大会
~埼身協創立60周年記念大会が開催されました
2012/07/12
 平成24年5月17~18日の2日間にわたり、第57回日本身体障害者福祉大会さいたま大会がラフレさいたま(埼玉県さいたま市)及び、熊谷スポーツ文化公園彩の国くまがやドーム(埼玉県熊谷市)において開催されました。

 大会式典には、厚生労働省はじめ、開催地からは上田清司埼玉県知事、清水勇人さいたま市長、富岡清熊谷市長など、多くのご来賓の方々のご臨席を賜り、全国各地から集まった約3000人の参加者と共に、当事者参画に基づく障害者施策の推進と、東日本大震災からの1日も早い復興を誓いました。

冒頭の挨拶で手を振る小川会長
冒頭の挨拶で手を振る小川会長

 式典冒頭のあいさつに立った小川榮一日身連会長は、昨年発生した東日本大震災に際して、全国から寄せられた多くの義援金について、感謝の意が述べられた後、「過去を振り返る中でも、最も大きな変革のひとつ」である障害者権利条約批准に向けた、国内の障害関係法制の一連の法整備に触れ、「最も重要なことは“私たち抜きに私たちのことを決めないで”という、障害者権利条約の精神が尊重されることであり、日身連は日本の障害当事者団体のリーダーとして、1日も早い条約批准に向けて努力して参りたい」とのあいさつがなされました。



第57回日本身体障害者福祉大会 さいたま大会
 第57回日本身体障害者福祉大会 さいたま大会の様子

 つづいて、会長表彰が行われ、永年障害者福祉に尽力してきた会員の皆様に対し、表彰状の授与が行われました。今大会では栄えある50名の方々が受賞されております。

 大会後半の議事においては、日身連の平成23年度事業報告と平成24年度事業計画、並びに前日開催された政策協議の報告がなされた後、大会宣言案及び、大会決議案の決議が行われ、満場の拍手と共に承認されました。(大会宣言・大会決議は下記のとおり)

 なお、来年度の第58回日本身体障害者福祉大会は平成25年5月27~28日の2日間にわたって、北海道立総合体育センター(愛称:北海きたえーる 北海道・札幌市)を中心に開催されます。

大会宣言

第57回日本身体障害者福祉大会 さいたま大会
大会宣言

 障害者権利条約批准に向けた障害者制度改革の進む中、ここ埼玉県において、全国各地から参加した仲間たちとともに、第57回日本身体障害者福祉大会を盛大に開催することができた。

 平成22年6月、障がい者制度改革推進会議の第一次意見を最大限尊重した「障害者制度改革の推進のための基本的な方向について」が閣議決定され、障害者権利条約の締結に必要な障害者基本法の改正をはじめとする国内法の整備が行われてきた。

 私たちが求めることは、我が国の障害者制度の集中的な改革の推進が“私たち抜きに私たちのことを決めないで”とする障害者権利条約の精神を尊重し、障害当事者参画のもとでしっかりと議論され政策へ結びつけられることである。このことは、東日本大震災の復興計画においても、当事者参画が守られ、連携・絆のもとに歩んでいくことが、地域新生へとつながるものと確信している。

 日本身体障害者団体連合会は、障害者権利条約の批准を期し、障害の有無に関わらず、個人の尊厳を尊重し認め合い、差別のない共生社会の実現を目指すとともに、一日も早い東日本大震災の復興を願い、全国の障害者団体並びに会員との強い連携のもと、一致団結し行動することを誓い、ここに宣言する。


平成24年5月18日

                                 第57回日本身体障害者福祉大会

大会決議

第57回日本身体障害者福祉大会 さいたま大会
大会決議


一 障害者権利条約批准に相応しい障害者制度の実現を図れ

一 障害者差別禁止法の早期制定を期せ

一 災害時における防災及び減災対策の構築を図れ

一 個人情報保護の壁を解消するとともに在り方を検討せよ


平成24年5月18日

                                 第57回日本身体障害者福祉大会




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