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社会福祉法人 日本身体障害者団体連合会

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新年のご挨拶

阿部一彦会長

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

皆さまには、平素から日身連の活動に特段のご理解とご支援を賜り感謝申し上げます。

さて、日身連は、昭和33年に全国組織の任意団体として創設されてから、本年で60年を迎えます。戦後の厳しい時代から昭和の高度経済成長へと移るなかで活動を開始し、昭和59年には社会福祉法人となり、加盟団体はじめ、障害関係団体等関係者の皆さまと連携、協力し、障害のある人の自立と社会参加の促進をめざして活動を続けてきました。

特に、「完全参加と平等」を掲げた国際障害者年を契機に障害に対する社会の考え方が変化し、障害のある人の尊厳の尊重と障害理解に対する関心と期待感が、その結果として、障害者権利条約締結のための集中的な改革と、さらには障害関連制法制度の整備の実現となったと感じています。

日身連は、そういった潮流のなかで障害者福祉の向上と共生社会の実現に向けて活動してまいりましたが、さらに大きな変革の機会と期待されるのが、「ユニバーサルデザイン2020行動計画」ではないかと思っています。行動計画では、障害の有無によらず、すべての人が人権や尊厳を大切に、分け隔てなく共に支え合う共生社会の実現のための施策の実効性を担保するとしています。この行動計画を受けて、日身連は、加盟団体の皆さまと連携して、中央省庁での議論にとどまることなく、地方行政にも反映されるように取り組んでいきたいと考える次第です。

“Nothing about us, without us(私たち抜きに私たちのことを決めないで)”という障害者権利条約の精神をもって、共生社会の実現のために、ともに頑張ってまいりましょう。私も、日身連の代表として、国や政党はじめ、関係方面の皆さまへの働きかけに鋭意努力して参る所存です。

結びに、東日本大震災並びに熊本地震等、今も避難生活を続けておられる方々の一日も早い復興とともに、すべての皆さまのご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。

2018年(平成30年)元旦

社会福祉法人日本身体障害者団体連合会
会 長 阿部 一彦(あべ かずひこ)

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