本文へジャンプ

社会福祉法人 日本身体障害者団体連合会

文字サイズ

  • 大
  • 中
  • 小

NEWS

新年のごあいさつ

阿部一彦会長

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

日身連は、皆さまのご支援とご協力を賜り活動を進めるなか、昨年、創設60周年を迎えることができました。先達の熱意溢れる行動とたゆまぬ努力により日本の障害者福祉は向上し、現在の日身連の活動の基礎を築かれたように、60年を経た本年2019年を新たな出発の年としたいと思っております。

現在、障害分野においては、障害者権利条約を踏まえた障害者施策の促進が図られています。大変心強く、喜ばしいことだと感じておりますが、福祉サービスの促進に留まることなく、私たちを取り巻く環境をさらに向上させることが日身連の努めであろうと考えております。

障害者権利条約の批准は、障害関係者にとり長年の夢でした。その実現をみた今、権利条約を踏まえ、私たちを取り巻く生活環境も大きく変わってきましたが、福祉の向上に留まらず、障害者差別解消法の考えを地域にしっかり根づかせ、障害及び障害者理解の啓発促進を進めていくことが、日身連の努めであると考えます。

昨年、公にされた公務部門の障害者雇用の水増し問題は、障害に対する無理解・無知識といった面も深く関わっていたと感じます。この問題を大きな反省の機として、日身連は、再発防止の解決で終わることなく、障害者雇用の継続、定着に繋げるものとなり、障害者の社会参加の促進となるよう、一層の努力を行っていきたいと思います。また、災害時を含めたバリアフリー対策の在り方等についても、障害理解の啓発促進と結びつけ、全国組織のネットワークをもつ日身連の強みを生かし、地域社会と連携した地域福祉の向上に貢献したく思います。

2020年東京オリンピック・パラリンピック大会に向け、障害に対する社会の関心が大きく動いている今、この機会を逃すことなく、加盟団体の皆さまとの強い連携力で、共生社会の実現に向けて頑張ってまいりましょう。

すべての皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

2019年(平成31年)元旦

社会福祉法人日本身体障害者団体連合会
会 長 阿部 一彦(あべ かずひこ)

↑ PAGE TOP

ページはここまでです
メインメニューに戻る